───戦え、願いを叶えたくば

───戦え、最後の一人になるまで

───戦え、生き残る為に


































「我々は知っているんですよ、ミラーワールドを閉じる方法をね」

果てしなき仮面ライダー同士の戦い

それを止めようとしている岡崎朋也の前に現れる3人の人物

「ミラーワールドを……閉じる……?」

思わず問い返す朋也に頷いたのは香山克之

彼の通う学園の物理学教師は不敵な笑みを浮かべる

その脇を固めているのは朋也の良く知る少女と全く見知らぬ少年

「先生、そいつに言っても無駄だと思いますよ」

そう言ったのは少女の方

彼女の名は一ノ瀬ことみ

「僕らの理想が理解出来るわけないよ、こんな奴に」

そう言ったのは見知らぬ少年

彼の名は日向秋人

この3人の登場は、果たして何をもたらすのか


































「君の力を貸して貰いたいんだよ、我々にね」

香山がある男と接触する

「俺の力だと……?」

香山を睨み返したのは高町恭也

「そう。仮面ライダーデルタ、あなたのね」

そう言って不気味な笑みを浮かべる香山

「あなたの願い、我々が叶えてあげますよ」


































ミラーワールドの中

いつものようにモンスターが現れ

いつものように戦う朋也、仮面ライダークラナド

モンスターを倒した後、そこに現れる仮面ライダーデルタ

「高町さん、今頃来てももう遅いって。俺が倒したぜ」

いつものように気安く話しかけるクラナド

そんな彼にいきなり襲いかかるデルタ

「な、何するんだよ、高町さん!!」

驚きの声を上げるクラナドに無言で攻撃を続けるデルタ

「あんたっ!! 何のつもりだよっ!!」

絶望的な叫びをあげるクラナドにデルタは一枚のカードを召還機に装填しながら答える

「全ては……ミラーワールドを閉じる為だ」

【FINAL−VENT】

無情に響くその声




































「裏切られた……信じていたのに……あの人は仲間だって信じてたのに……」

傷付き、悔し涙を零す朋也

そんな彼に冷たい言葉を投げつけたのは国崎往人

「馬鹿野郎……あいつだってライダーなんだ……自分の願いを叶える為に戦ってるんだぞ」

「あの人は……高町さんは違うって信じてたのに……」

「お前が勝手にそう信じていただけのことだ」

あくまで冷たい往人の言葉に打ちのめされるだけの朋也

そして往人は歩き出す

恭也の裏切りに茫然自失の朋也を置いて自らの戦いへと


































「このままでは彼女の命はもって後1ヶ月です」

冷酷なまでの医師の診断

眠り続ける少女の為に戦う男は焦燥を募らせ更なる戦いを求め挑んでいく

「戦え、俺と!」

相手は誰でも良い

一刻も早く最後の一人となり、願いを叶える力を得なければ

あの少女は死ぬ

「俺と……戦えッ!!」

悲痛なまでに戦いを求める男、国崎往人

その前に現れたのは全てを失い狂気に囚われた男

全てを取り戻す為に、修羅になった男

「いいぜ……相手になってやる」

奇跡などあり得ないと思いながら

奇跡を求めて戦う矛盾を抱え

彼は修羅となって戦いを続ける

「さぁ……始めようぜ」

カードデッキを突き出す相沢祐一と国崎往人

仮面ライダーカノン、仮面ライダーエアとなってミラーワールドに飛び込んでいく二人


































「悪いけどその戦い、そこまでにして貰うわ」

ミラーワールドの中、戦う仮面ライダーエアと仮面ライダーカノンの前に現れる藤林 杏

「戦いを止めろだぁ?」

カノンが突如現れた杏を見て言う

「ふざけるな……お前がやれと言ったんだろうがッ!!」

そう言って杏に襲いかかるカノン

だが今日の前に何処からともなく仮面ライダーユピテルが姿を現し、カノンの攻撃を受け止める

「予定外の事が起きた。戦いを止めろ」

「……冗談じゃないぞ!!」

そう言って今度はエアがユピテルに挑む

「俺には時間がないんだ!! 戦いは続けさせて貰う!!」

「フフ……さぁ、続けようぜ」

再び戦いを始めるカノンとエア

だが、ユピテルは圧倒的な力で両者を叩きのめしてしまう

ミラーワールドから叩き出される祐一と往人

「戦いたいのなら後で存分に戦わせてあげるわ。今は……」

そう言って姿を消す杏とユピテル


































「どうしたの、朋也君?」

失意の朋也の前にやってきたのは藤林 椋

「椋か……いや、何でもない、何でもないよ」

朋也はそう言って彼女に笑みを見せる

「……また、何かあったの?」

心配げな顔をして朋也を見る椋

「お姉ちゃんがまた……?」

「違うよ、杏は関係ない。これは……俺の問題だ」

「……ライダーとかの話だったら私にも関係あるよ! だから、一人で抱え込んだりしないで、教えて」

「……いや、やっぱりこれは俺の問題だ。お前にも杏にも関係ない」

朋也はそう言って椋を残して歩き出す

その時、いつものように聞こえてくるモンスターの接近音

さっと振り返る朋也

狙われているのは、椋

ガラスの中から飛び出してくるモンスター

とっさに椋をかばい、朋也はミラーワールドに逃げ込んだモンスターを追って変身する

「変身ッ!!」

ミラーワールドに飛び込む仮面ライダークラナド

そこで彼を待ち受けていたのは仮面ライダーデルタ、そして仮面ライダーによく似た存在、フォールスフッド

「高町さん……」

「邪魔をしないで欲しかったよ、君には」

そう言って召還機にカードを差し込むデルタ

身構えるクラナド

「俺はあんたとは戦いたくない……でも……自分の身を守る為に戦わせて貰う!」

【SWORD−VENT】

デルタの容赦のない攻撃がクラナドを襲う

「どうした、戦うんじゃなかったのか!?」

両手に持った小太刀で次々と打ちかかるデルタ

防戦一方のクラナド

未だライダー同士で戦うことに躊躇いを感じているのだ

「戦わないなら……君が死ぬんだぞ!!」

「……それでも……俺はライダー同士で戦うのは嫌だ!!」

「……君にその決意があるのなら我々の仲間にして上げられますよ」

そう言ってデルタとクラナドの間に割って入るフォールスフッド

「その声は……!!」

フォールスフッドの声に驚きを露わにするクラナド
































とある大学の研究室

そこの窓ガラスに映る藤林 杏の姿

「ほう……俺に何か用なのか?」

振り返りもせずにそう言ったのは白衣を着た一人の男

「あなたの大事な実験場を閉鎖しようとしている人達がいるの」

「……それは余計なことをする奴らもいたものだな」

白衣の男、比良坂竜二が振り返る

「……いいだろう。そいつらを俺がこの手で消してやる」

そう言って壮絶な笑みを浮かべる竜二

「彼らがそうよ。あなたの活躍に期待しているわ」

杏はそう言って3枚の写真を残して再び窓ガラスの中へと消えていく

その写真を拾い上げ、そこに映る3人を見て、竜二は笑い出した

「フフフ……ははは………はーっはっはっはっは!!」
































ミラーワールドの外、現実世界

朋也の前に立つ4人の男女

高町恭也、香山克之、一ノ瀬ことみ、日向秋人

「先生、本当にこいつを仲間にするの?」

不服そうにことみが言う

「俺は高町さん一人で充分だと思いますけど〜?」

秋人もことみと同じ意見のようだ

「君たちはわかってない。ライダーは13人もいるんですよ。高町さんにこの私達を加えても圧倒的に敵の方が多い」

「仲間は多い方がいい。そう言うことだな」

香山に続けて恭也がそう言って朋也を見る

「……決意とか言っていたが……どう言うことだ?」

朋也がそう尋ねると、香山はじっと朋也を見返した

「……君は大の為に小を殺せるかな?」

「大の為に……?」

「大勢の人を生かす為に少々の犠牲は仕方ないと思わないか?」

「………それがミラーワールドとどう言う関係が……」

「あるんですよ、それが」

「先生、そいつじゃ無理だよ」

口を挟んだのは秋人だった

「そいつに出来っこないさ」

「何だと!?」

「岡崎君、俺も君には無理だと思う」

「高町さんまで……」

「君に人は殺せないだろう?」

「人を……殺す……?」

その時になって彼は気付く

4人の視線が自分ではなく自分の後方、物陰に隠れて立っている椋に向けられていることに

「ま、まさか……」

「そのまさかだと言ったらどうするの?」

思わず後ずさってしまう朋也に冷たく言い放つことみ

「大の為に小を殺す……あなたには無理でしょ?」
































「椋は殺させないわ、誰にも」

仮面ライダーユピテルを従えた藤林 杏が言う

































「俺は人を守る為にライダーになった!!」

朋也が吼える

「だから誰も殺させないッ!!」
































「君がそう言うならやはり君は敵だね」

黒いカードデッキを構える秋人

彼も又フォールスフッドに変身出来るのだ
































「俺は……俺はどうすればいい……?」

戦いを止められ、そして残り時間のない彼女を思い苦悩する往人

































「面白いことになってきたようだ……」

ほくそ笑む竜二
































戦いは新たな局面を迎える

新たな勢力の出現

ミラーワールドを閉じようとする香山達に朋也はどう挑むのか
































仮面ライダークラナド

































戦わなければ生き残れないっ!!

































中途半端だな、今回は(汗)


後書き
中途半端ですなぁ、今回は。
とりあえず龍騎で言うところの香川教授、オルタナティヴ登場編でした。
次回はゾロゾロ人を殺します。
ええ、そう言う予定なので。
その前にDEAD or ALIVEを書かないとなぁ。いわゆる皆殺しスペシャルですが。
ところで最近ファイズネタが出来てしまって大変です。
往人を巧、真理は観鈴、啓太郎は不明だなぁ。勇治君はあゆ、結花ちんも未定。
勇治君に殺される悪い従兄弟は名雪、元恋人でやっぱりころされるのは祐一。
ここまで瞬時に出来上がったという事実が怖い。
気が向いたら書きます。
小ネタですが。

では又次回。
………ちなみに今回は作成にかなり時間がかかっております。
その中途半端(笑)


戻りなせ

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