「変身っ!!」
彼の姿が変わる。
それは戦う為の姿。
秘められた力の具現化。
その力は誰の為に。
その力は何の為に。
ある者は自らの欲望の為に。
ある者は富と名声の為に。
ある者は快楽の為に。
ある者は大切な者の為に。
ある者は守るべき者の為に。
ある者は失われたものを取り戻す為に。
力を手にした者は、その宿命に逆らうことは出来ない。
それは破滅へと突き進むのか。
それとも栄光へと進むのか。
「お前は覚悟が出来ていない」
「何だとっ!?」
「お前に人が殺せるのか? この力を手にした以上、戦わないのなら死ぬのはお前だ」
その男の言うことに少年は答えられなかった。
力を手に入れた少年はその力に戸惑いながらも、戦うことを決意する。
彼が戦う理由は一つ。
人々を魔物から守る為。
異界からの侵入者である魔物。
罪もない人々を無造作に襲う魔物から人々を守る為に、少年は力を手にする。
しかし、彼もまた力を手にした者の宿命に逆らうことは出来ない。
次々と異界から襲い来る魔物。
そして、同じ力を持つ人間達。
破滅と栄光、生と死、懸けるものはたった二つ。
彼の目的はたった一人の少女の笑顔。
そして、この空の何処かにいるという翼を持った少女の為。
力を手にした青年は黒き身体と不思議な力を持ち合わせる。
「俺の邪魔をするな」
男の名は国崎往人。
彼は何一つ不自由のない環境にいた。
しかし、それは彼を歪ませるだけであった。
力を手にした彼に従うのはたった一人の少女のみ。
「俺は俺が楽しいからやっているだけさ」
彼の名は御門和人。
守りたいものがあった。
しかし、それは彼にはどうしようもないまま、失われてしまう。
永遠を望んだ少年は失われたものを取り戻す為に力を手にする。
「永遠なんて何処にもないってわかっているんだがな・・・」
少年の名は折原浩平。
掴みたかったのは栄光、欲しくなかったのは挫折。
たった一度の間違いが、彼の運命を狂わせる。
そして彼は力を得ることを望んだ、それが破滅に近付くと知りながら。
「その事は・・・俺だけが知っていればいいことなんだ」
彼の名は千堂和樹。
若くして成功した男はその欲望に忠実であった。
自らの欲望の充足、それが目的だった。
だから力を手に入れ、それを行使することに躊躇いはない。
「まぁ、私を楽しませてくれさえすればいいのだがな」
男の名は木内賢一。
彼の運命を変えてしまったのは幼き日に出会った二人の妹たち。
そして一人の姉が彼と、その妹たちの運命を変えてしまう。
彼が力を手に入れた時、それは積もり積もった思いが弾け飛ぶ時。
「俺を・・・まだ兄だと呼んでくれるのか・・・」
彼の名は奈良橋翔馬。
彼は死の病に捕らわれていた。
刻一刻と迫る自らの死、それに反比例するかのように募る欲望。
自らの欲望の為、そして何より生き延びる為、彼は力を手に入れる。
「さぁ、俺を楽しませろ」
彼の名は勝沼紳一。
かつての栄光は、今や地に堕ちた。
それでも男はかつての栄光を再び手にする為に執念を燃やす。
そしてチャンスは来た、彼は力を手に入れたのだ。
「所詮、実験の対象に過ぎないんだよ、お前は」
男の名は比良坂竜二。
それは一見事故のように見えた。
だがそれが事故でなかったことを彼は知ってしまう。
意識不明の重体の妹の復讐をする為に力を手にする男。
「俺の復讐の邪魔をするなら、貴様も敵だ!」
彼の名は櫂崎諒一。
その力を、「今」と「これから」を守る為に使おうと決心した少年がいた。
彼が守りたい者は周りにいる大切な人たち。
しかし、力を持つものの宿命が彼を戦いへと引きずり込む。
「俺は・・・ただ守りたいだけなんだ!」
少年の名は高町恭也。
ありふれた生活が幸せだと言うことに気がつかなかった。
人を好きになり、その人を失った時、それが初めてわかった。
だから少年は力を手にしようとする。
「君が好きだと言うことが、本当だと証明する為に・・・」
少年の名は貴島和宏。
奇跡は起こらなかった。
失われたものは大きく、彼は打ちのめされるしかなかった。
全てを取り戻す為、彼は力を手に入れた。
「俺に・・・迷っている暇とか余裕はないんだ」
彼の名は相沢祐一。
そして・・・。
また一人、力を手に入れ、戦いの運命に加わることになる・・・。
「な、何だよ、これ!?」
彼は偶然目撃してしまう。
異界から現れた魔物と戦う戦士を。
「あれは仮面ライダーよ・・・異界から現れ、人を襲うモンスターを倒すことの出来る唯一の存在」
そう言ったのは一人の少女。
彼はその少女を良く知っている。
知っているはずだった。
「俺も・・・仮面ライダーになればあいつのように戦えるのか?」
彼はそう問い、少女は小さく頷く。
「変身っ!!」
彼は力を手に入れた。
それが果てしない戦いの始まりと彼は知らない。
彼を導く少女の名は藤林椋。
力を手に入れた少年の名は岡崎朋也。
力を秘めたるカードデッキ
戦え
ライダーを倒せ
選ばれし運命の者13人
生き残れるのは
たった一人
仮面ライダークラナド
書く気は毛頭無い(笑)
後書き
いや、本当に書く気はないんだってば(笑)
だって色々と大変すぎるもの。
一応龍騎風にやってみようと何気なく思いついたんですが。
13人のキャラの元ネタが全てわかった人、結構偉い(笑)
つーか、探すのに必死なんですが。
いい人悪い人自分に忠実な人等々。
とりあえず色々と探してきて13人何とか揃えました。
早くクラナドの発売日決定しないかなぁ・・・。
年内に出ると良いなぁ(爆)
・・・でたらこれ書かないとだめかなぁ・・・(爆)
帰りましょうよぉ(涙)