「祐一……?」

名雪が黙り込んでいる祐一を心配して声をかける。その目には、まだ涙が残っていた。

「大丈夫だ名雪。俺は生き抜いてみせるさ」

それを聞いた名雪と秋子は安心したのか、笑みを見せた。

「祐一さん、私達は暫くこっちにいますね。お葬式の事とかありますし」

秋子達にしてみれば当然の事だった、なにより身内の事である。祐一にとってもありがたかった。

「ありがとうございます……その間は家に泊まってください」

「はい」

それからの祐一はいままでとは違って精力的に動いた。動く事で悲しみを忘れようとした。それは秋子や名雪も同じだった。
そして、葬式も終わり一応の落ち着きを見せた頃、秋子が祐一に提案してきた。

「祐一さん。これからの事ですけど……私達の所に来ませんか?」




               Kanon 〜MaskedRider Story〜    
                          第六話               




「秋子さん……」

「ここにいても辛いだけですし……遠慮することはありませんよ」

「そうだよ祐一、家においでよ。一緒に暮らそう、ね?」

「俺は……」

秋子の提案に名雪も加わってそう言ってきた。

「それに……今、家には名雪と二人だけですから」

そう付け加えると寂しげに笑った。


『……ふ、たり……の……こ、と……を……』


『……秋子さんと名雪は、俺が護ります』


祐一は健吾に言ったことを思い出していた。もう悲しい思いをしない為にもこの二人だけは護らなければ。
カノンは世界各地に力を持つ組織だ、何処に居ても狙われるだろう。それなら二人の側に居たほうが良い。
それだけ考えた祐一は、確認の意味を込めて秋子に尋ねた。

「いいんですか?……名雪も」

「もちろんだよ。さっきからそう言ってるよ」

「だって私たちは家族じゃありませんか? 私は祐一さんの事をそう思っていますよ」

家族……俺にはまだそう呼べる人達がいる、そう呼んでくれる人達がいる。それに気づいた祐一は二人に感謝した。

「ありがとうございます……よろしくお願いします」

とだけ言って頭を下げた。
それからもまた慌しかった。転校の手続き、友人達への報告などで忙しく動き回った。引越しの準備もあったがこれはそれほど
時間はかからなかった。持っていく物は祐一の身の回りの物だけだったし、相沢邸はそのまま残していく事にした。
何かと思い出の詰まった家であるから引き払わずに、管理だけ頼んでおいた。
そして祐一が引っ越す日、祐一達は家族の眠る墓地へとやってきた。秋子と名雪は墓前に報告をすると一足先に駅へと
向かっていて、今は祐一一人だった。

「父さん、母さん、玲奈……俺、秋子さん達の所へいくよ。みんなの側に居たいけど……ごめん、俺にはまだ護らなくちゃ
 いけない人たちがいるから。カノンと戦わなくちゃいけないから……戦い抜いてみせるさ。俺は……改造人間、仮面ライダー
 なんだから……」

そう言う祐一の顔に不安が過ぎる。

「俺……こんな身体になったけど……俺はまだ相沢祐一でいられるよな? まだ皆の事を家族と思っていいよな? 家族って
 思ってくれるか?」


『当たり前だろ。祐一』


『何言ってるんだろうね? この息子は』


『当然だよ、私の自慢のお兄ちゃんだもん!』


3人がそう言ってくれたような気がした。祐一の都合の良い幻想かもしれなかったが、それでもそう信じる事によって
祐一は仮面ライダーであると同時に、人間『相沢祐一』として生きていけると思った。

「ありがとう、皆……必ずカノンを滅ぼしてみせる、見守っていてくれ…………そろそろ時間だ。もう行くよ」

見れば電車の発射時刻が近づいていた。祐一は墓前に「また来るから」と言い残して駅へと向かった。
駅のホームへと着いた祐一を、級友達が待っていた。

「みんな……」

休みということもあり居ない者もいたが、葬式に来てくれた全ての友人が見送りに来ていた。

「相沢……本当に行っちまうのか?」

友人の一人が引き止めるように声をかけてきた。

「あぁ、急な話で済まないと思ってる……けど、あの家に一人暮らしってのは辛くてさ」

その一言に皆は言葉を無くす。相沢家が仲の良い家族であった事は皆が知っていたから。
誰もが言葉を無くす中、ホームのアナウンスが間もなく列車が発車する事を伝える。

「そろそろ行くよ……皆、ありがとう」

そういって荷物を抱えなおした祐一は、列車へと乗り込む。

「祐一君!」

クラスの女友達が祐一をひきとめた。

「あのさ……辛い事あったけど……また、この街に来るよね? いつでも戻ってきてよ……待ってるからさ……」

「そうだぞ、相沢」

「またツーリングにいこうぜ」

皆が口々にそう言い出した。その時に駅のアナウンスが列車の発車を告げる。

「ありがとう……みんな」

振り返って感謝する祐一の前で扉が閉まり、列車は動き出す。友人達は列車が見えなくなるまでその場で手を振っていた。
祐一は皆が見えなくなっても暫くは扉の前に立っていたが、やがて切符にかかれた指定席へと向かう。
自分の席の前には既に秋子と名雪が座っていた。祐一に気がついた名雪が声をかける。

「祐一、こっちだよ〜」

手を振りながら笑顔で告げるその様子に苦笑をしつつ、祐一はそこへと歩いていく。

「名雪……恥ずかしいから止めろよな」

「う……ごめんね」

祐一が座ると秋子が話してきた。

「祐一さん、お友達とは話せましたか?」

「はい。時間が無くてあまり話せませんでしたけど……またメールでもしますよ」

祐一はそう言うと窓の外に目を向ける。自分の生まれ育った街を目に焼き付けるかのようにじっと
流れていく街並みを見つめていた。



そして幾つか列車を乗り継いで祐一は秋子達の住む街へと到着した。駅から出た祐一は辺りを見回す。

「(またやって来たんだな。この街に)」

たしかにそこは小さい頃に訪れた街だった。多少の変化はあれど、記憶の中にある景観と一致した。

「どう、祐一。覚えてるよね?」

街並みを眺めていた祐一に名雪がそう話しかけて来た。

「ああ、少しは変わっているみたいだけどな。ちゃんと記憶にあるぞ。いつもここで出迎えや見送りに来てくれてたよな」

「わ、そこまで覚えててくれたんだ」

祐一が答えると、名雪は実に嬉しそうだった。
実際名雪は嬉しかった。祐一がちゃんと覚えていてくれた事もそうだったが、家族の死以来ずっと塞ぎこんでいた祐一が
普通に話してくれた事が嬉しかった。
名雪はあれから祐一や秋子に対して悲しみを見せないように接していた。無論自分だって悲しいが、周りの人たちが
悲しんでいるのはもっと嫌だった。だから自分が寂しかったり、悲しい思いをしていても、明るく振舞って周りを元気づける
ようにしていた。

「寒いのも相変わらずだが……雪が積もってないな。冬に来たときはいつも雪が積もっていたような気がするんだが?」

祐一が話を続けた。空を見上げれば、灰色の空から雪が舞っていたが積もるような勢いではなかった。道路の脇や日陰などには
雪が残っているが、それでも祐一の記憶にある冬の景色にはもっと多くの雪があった。

「今年の冬はあまり雪が降らなかったんですよ……さぁ、行きましょうか」

答えたのは秋子だった。促されて祐一達は歩き出す。途中、駅前で買い物を済ませると水瀬家へと向かった。

「この辺りはなんとなく覚えがあるな」

「うん、この辺は全然変わらないんだよ」

名雪とそんな会話をしながら歩いていく。やがて名雪が「着いたよ」と一軒の家を示す。そこは……

「喫茶店?」

その家は店舗併用住宅となっており、家の一部が喫茶店の造りとなっていた。店の看板には『百花屋』とあった。

「何時の間に喫茶店になっていたんだ?」

祐一の記憶にある水瀬邸は少し大きめだが普通の家だった筈だ。それがいつの間にか喫茶店とは……

「祐一が最後に来た年に家を改造して喫茶店を始めたんだよ。覚えてない?」

そう言われてみれば思い当たるふしがあった。家の一部にシートがかけられていて、そこで何か工事をしていたようだった。

「そういえば……そうか、あの時は家の改装をしていたのか」

改めて店を眺めてみる。大きく採られた窓にはカーテンがかけられて中の様子は見えない。入り口にも「休業中」の札が
かかっていた。

「(秋子さんと名雪がいないんだ。当然だよな)」

そんな事を考えていたが、ふと思った事を聞いてみることにした。

「こんな住宅街にあるけど、客は来るのか?」

「えぇ、近所の方とか。あと学生さんも結構来るんですよ」

答えたのは秋子だった。秋子は祐一の疑問に答えると店舗を回って住宅のドアを開けた。名雪も祐一もそれに続く。

「さ、祐一さん」

「はい、お邪魔します」

そう言いながら家に入ろうとしたが、二人に止められる。

「違うよ、祐一」

「違いますよ、祐一さん」

「えっ?」

「祐一さん、今日からここは貴方の家で、貴方は私達の家族です」

「そうだよ。それなのに『お邪魔します』は変だよ」

二人の言わんとしている事が理解できた祐一は、多少の恥ずかしさを込めて言い直した。

「……ただいま」

「「お帰りなさい」」

祐一は、二人の笑顔で迎え入れられた。

2階の自分が使う部屋へ案内されると祐一は持っていた荷物を置いて室内を見回してみた。フローリングの床で
掃き出し窓の外はベランダ。部屋の中にはベッド、机、本棚、造り付けのクローゼット、エアコンがあった。

「なんか……随分と用意がいいんだな。ベッドや机まであって……」

「あのね、事件を知ったときからお母さんは祐一を引き取ろうって決めてたみたいなの。それでね」

「そうか……秋子さんが」

その後、夕食の準備があるといって名雪は部屋を出て行った。祐一も手伝うと申し出たが「いいよ、祐一は色々あって
疲れているから休んでいて」と名雪に言われたので今はベッドで横になっていた。

コンコン……

「祐一、ご飯できたよ」

ノックと名雪の声で祐一は目を覚ました。いつの間にか眠っていたようだ。

「あぁ、分かった」

答えた祐一は廊下に出ると名雪に続いて下へ降りていき、ダイニングへ入った。テーブルには既に料理が並べられており、
秋子が待っていた。

「さ、祐一さん。座ってください」

秋子に促されて席に着いた祐一はテーブルの上の料理を見る。どれも美味しそうで秋子がその腕前を存分に振るったもの
だとわかった。

「すごいですね……」

「ふふ、祐一さんの為に腕によりをかけて作りましたから。男の人ですから沢山食べると思って」

「私も手伝ったんだよ」

「(駅前で買い物したのはこの為か)」

それからは3人で楽しく食事をした。秋子と名雪は、家ではお互いの他に誰かが居る食事というのは久しく無かったこと
もあって、祐一を交えての会話が弾んだ。祐一は、家族の団欒を思い出して辛くなったが顔には出さずに振舞っていた。
心は未だ家族の死を引きずっていたが、何時までも悲しんでいられなかったし自分一人が辛いわけでもなかった。
秋子も名雪も自分に言ったように、残された者として頑張って生きていこうとしている。ならば自分だってそうするべきだと
祐一は思った。

夕食も終わり、暫く部屋で休んでいた祐一は健吾の言ったマシンが気になってガレージへと向かっていた。あるとすれば
ガレージだろうと思ったからだ。廊下にあるドアを開けてガレージへと入り、入り口脇にみつけたスイッチを入れて
照明を点けた。室内は数々の機械や工具類が整頓されて置かれていた。祐一は室内を見回して、一台のバイクを
見つけた。それは一見すると普通のバイクだった。

「これがそうなのか?」

近寄って眺めて見る。長年放置されていたにしては、埃も積もっていないし錆付いたところも無かった。

「秋子さんか名雪が整備でもしているのか?」

そう言いながら祐一は、バイクに跨りハンドルを握ってみる。全てがまるで自分の為に作られた物であるかのように祐一の
身体に合っていた。まさにマシンと一体化している、そんな感覚を受けた。

「やはりこれが……」

ガチャリ

「祐一さん?」

バイクから降りてそう確信した時、ガレージに秋子が入ってきた。

「秋子さん……このバイクは?」

祐一がバイクを見てから秋子に確認の意味を込めて尋ねた。秋子は一瞬だけ寂しげな表情をしてから答えた。

「これは……あの人、健吾さんが居なくなる直前に作った物なんです……」

秋子はそう言ってバイクをいとおしそうに見つめる。そこに夫婦の強い絆を見た気がした。

「あの人が戻ってくるまでは、大事に守っていかないと……」

「(秋子さんは健吾さんが生きていると思っているんだ……)」

苦悩する祐一だったが、今後のカノンとの戦いの為にもこのバイクを使う許可を貰わなければいけなかった。

「秋子さん……お願いがあります。このバイクを、俺に使わせて下さい!」

「祐一さん……?」

「このバイクが秋子さん達にとって大事な物だというのは分かっているつもりです。でも俺にはコイツが必要なんです。
 これからの為にも」

「ですが、このバイクは……」

「お願いします!」

そう言って頭を下げた。その必死な様子に秋子は、祐一が「やらなければいけない事」と言ったのを思い出した。

「祐一さん……これからの為と言いましたけど、それは貴方が前に言った「やらなければいけない事」なんですか?」

「はい」

祐一は遅滞なく答える。その目からは真剣さ以外のものは感じられなかった。

「……了承です、祐一さん」

「秋子さん……」

「このバイクは走る為に作られたんですものね。祐一さんが乗ってくれるなら健吾さんも納得してくれるでしょう。
 ……でも祐一さん、決して無茶な事はしないでくださいね。事故でも起きて貴方に何かあったら……」

「気をつけますよ。秋子さんや名雪……それに健吾さんを悲しませたくありませんから」

「約束ですよ」

「はい」


次の日。
朝起きた祐一はバイクの整備をしていた。長年使われていなかったにも関わらず不備は殆ど無く、すぐに
走行可能な状態に出来た。

ヴォン、ヴォン……

試しにエンジンを噴かしてみると力強い音がガレージに響いた。

「いい感じだ……流石は健吾さんの作ったマシンだ。これがサイクロンに変わるのか」

その時だった。家の方からドタバタと走り回る音と「う〜時間がないよ〜」という声が聞こえた。

「名雪か?」

エンジンを止めて、ガレージを出ようとしたが、先にドアが開いて名雪が顔を出した。

「あれ、祐一?」

「名雪、一体何を……って、何だその服装は?」

名雪は臙脂色のワンピース状の服を着ていた。その上から白いケープを羽織り、赤いリボンで止めている。スカート丈は短く、
足は厚手のニーソックスで覆われていた。

「何だって言っても、学校の制服だよ。今日学校だから」

「変わった制服だな……ん? 今日はまだ休みだろ、なんで学校に?」

「あ、今日は部活なんだよ。私、陸上部の部長さんなんだよ」

「……」

その言葉に祐一は驚きを隠せなかった。昔の名雪を思い出してみたが将来陸上部で、しかも部長になると予想できるもの
には心当たりが無かった。普段から穏やか、というよりのんびりしていた名雪。運動だって得意な方では無かった。

「う〜、祐一、何か酷い事考えてない? 私だって頑張ったんだよ」

名雪は、祐一のそんな考えを読み取ったのか少し怒った感じで言った。だがすぐに、祐一が何故ここに居たのか気になった。

「それより、ここで何してたの?」

「あぁ、このバイクの整備をしてたんだ」

そう言ってバイクに手を置く。

「あ……それ、お父さんのバイク……祐一、そのバイクに乗るの?」

名雪もバイクをじっと見つめる。それを見た祐一は、名雪もまたこのバイクを大事にしているのだと悟った。

「名雪、コイツはお前にとっても大事な物だろうけど……俺にどうしても必要な物なんだ。一応、秋子さんの了承は
 貰っているんだが……俺がコイツを使うのは反対か?」

名雪は黙っていたが、やがて首を振った。

「ううん、確かに大事だけどこのバイクだって走る為に作られたんだもんね。それに祐一が乗るんだったらお父さんも
 納得してくれるとおもうよ。私やお母さんじゃ運転できないし……だから、いいよ」

「ありがとうな、名雪」

「どういたしまして、だよ。でも祐一、安全運転しなきゃ駄目だよ。事故なんて起こしたら皆悲しむから」

秋子と同じ事を言う名雪を見て、確かに良く似た親子だと思った。

「わかってるよ」

「今度後ろに乗せてくれる?」

「ああ、いいぞ」

「約束だよ」




『本当? 約束だよ、お兄ちゃん』




一瞬、玲奈と約束した事が脳裏に浮かんだ。名雪と玲奈は従姉妹だけあって顔立ちはよく似ていた、その事も
思い出させる一因となっていた。

「(玲奈……)」

「祐一?」

「あ、いや……なんでもない。それより名雪、時間はいいのか?」

「え? わ、そうだった。間に合わないよ〜!」

自分が遅刻寸前だということを思い出して再び慌て始めた。

「名雪、もう学校行く準備は終わっているのか?」

「え? う、うん」

「だったら家の前で待ってろ……今度と言わず、今すぐコイツの後ろに乗せてやるよ」

「?? どういうこと?」

「コイツで学校まで送ってやるからさ」

そう言ってバイクを示す。

「えっ、でも学校はバイク通学禁止だよ?」

「ただ送ってもらうだけならいいだろ。第一、部長なら遅刻はマズイんじゃないのか?」

「……うん、わかったよ。じゃあお願いするね」

名雪が出て行くと、祐一も自分の部屋に戻って支度を済ませ、自分と名雪の分のヘルメットを用意する。

「あら、祐一さん。出かけるんですか?」

一階まで降りてきた祐一を見て、秋子が話しかけてきた。

「えぇ、名雪を学校まで送ってきます」

「そうですか。朝食の用意が出来てますけど……?」

「すいません、帰ってきてから頂きます」

「あの子ももっと早く起きればいいのに。昔から朝が弱くって……」

「変わってませんか……」

そういえば名雪は、普段は夜寝るのが早いのに朝起きるのが遅かった事を思い出した。相沢邸に居たときは普通に起きていた
こともあって、祐一はすっかりその事を忘れていた。

「……っと、早くしないとバイクでも間に合わないな。いってきます」

「はい、いってらっしゃい。気をつけてくださいね」

秋子に見送られて外に出た祐一は、ガレージからバイクを出して名雪を乗せた。昨日舞っていた雪は積もること
なく止んでいていた。

「ホラ、ヘルメット被れよ……ちゃんとつかまっていろよ?」

「うん、大丈夫だよ」

そう言ってぎゅっと祐一の背中に抱きついた。

「…………」

「どうしたの?」

「そんなにしがみつくと……い、いや、なんでもない。それより名雪、道案内頼むぞ」

「うん、了解だよ。まずはこの道をまっすぐでいいから」

「じゃあ、行くぞ」

それだけ言って、バイクを発進させた。




続く

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