彼女達の思惑〜川澄舞編〜

佐祐理に連れられてここまで来たけど・・・。
私は顔を真っ赤にしてまともに祐一の顔を見ることさえ出来ないでいる。
昨日佐祐理に連れられて近所のスーパーまでチョコを買いに行って二人で一生懸命に手作りしたチョコ。
料理の上手な佐祐理はいいけど私のは佐祐理のと比べると見劣りする。こんなのより佐祐理のチョコの方が祐一も嬉しいに決まっている。
そう思ったけど・・・実際祐一を前にするとなんか渡さなきゃ、と言う気になってしまう。

あ、佐祐理が祐一にチョコを渡してる・・・。
流石は佐祐理、ラッピングも完璧。
きっと味も最高だろう。
それに比べると私のは・・・。
でも、佐祐理に言われて私も手に持っていたチョコの入った袋を祐一に差し出した。
これでも精一杯ラッピングしたつもり。
祐一はすっとその袋を手にとって笑顔を浮かべる。
やっぱり嬉しいんだろうか?
あげてよかった・・・そう私が思ったとき。
「サンキュ、佐祐理さん。それに舞も」
むかっ。
そう思った瞬間、私は祐一にチョップを喰らわせていた。
「それに舞も」だなんて・・・私は佐祐理のおまけじゃない。
むっとした私はさっさとその場を離れてしまう。
全く私の気も知らないで。
・・・・・・でも、祐一のことは・・・・・・









かなり嫌いじゃない。

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